姿勢の悪さや白髪や薄毛や古臭いファッションや年齢に抗った若作りや肥満体型やガサツな言動など、老けた印象を抱かれる原因には様々なものがありますが、厚化粧もそのひとつです。
老人性色素斑などのシミや目元の乾燥小じわや口元の法令線やたるみ毛穴や表情じわやニキビなどの欠点を隠そうとして、化粧を厚くするのは間違いです。化粧が厚ければ厚いほど老けた印象になり、隠し方を間違えると逆に欠点が悪目立ちしてしまうこともありますので、注意して薄化粧を意識すべきです。
薄化粧を意識する前に、まずは厚化粧に見える理由について考えてみましょう。厚化粧に見えてしまう理由は、ファンデーションの厚塗りとチークの入れ方とアイメイクの濃さとアイブロウの形の不自然さとリップの塗り方という5つです。思い当たる節があるという方も多いのではないでしょうか。
ファンデーションを厚く塗ると透明感や抜け感や立体感が無くなり、のっぺりとした平坦な印象の顔になってしまいます。欠点をカバーしようとすると知らず知らずのうちに暑くなってしまうという場合は、コンシーラーを活用するのがベストです。コンシーラーでニキビやシミやクマなどの欠点をあらかじめカバーしておくことで、ファンデーションの厚塗りを防ぐことが出来ます。チークを入れる場所が間違っていたり、チークの色選びが間違っていたりするのも化粧が厚く見える原因につながります。頬骨の下辺りにシャープに入れると歌舞伎役者っぽくなってしまいますので、頬骨の高い場所にふんわりと色をのせるのがおすすめです。リキッドタイプやクリームタイプのチークを選んで、指でポンポンと叩き込むように馴染ませると内側から血色の良さが滲み出ているようなナチュラルでヘルシーな肌になれます。肌の色がブルーベースの場合はピンク系の色を選び、イエローベースの方はオレンジ系を選ぶのがベターです。
アイメイクは、アイライナーで目の周りを囲んでしまうと厚化粧に見えてしまいますので、アイシャドウとマスカラを駆使して抜け感を意識しながら仕上げましょう。アイシャドウで立体感を出し、マスカラで縦のラインを強調するとトレンド感が出ます。アイブロウはラインをくっきりと際立たせず、パウダーでぼかしてふんわりとした自然で少し太めのラインを作るのがポイントです。マット系の口紅は一歩間違えると古臭い雰囲気になってしまいますので、トレンド感を出したいならシアータイプの口紅を選んで透明感を演出しましょう。ポイントを押さえて工夫をすれば厚化粧に見えませんし、見た目年齢も若くなります。